エルブリはカタルニア地方にある三ツ星レストンランで45席しかない座席に年間200万件もの予約が殺到する、世界一予約のとれないレストランで、1年の半分を営業し、半分は料理の研究や開発に費やす、その準備過程を記録したドキュメンタリー映画です。
美味しいだけでなく新しい食感と驚きを求めてストイックなまでにその研究を進める天才シェフとそのスタッフの姿は料理の域にとどまらず、芸術的で創造力に満ち溢れています。
日本人を喜ばせるためにつくられたのではないかと思うぐらい、柚子、柿、オブラート、抹茶、醤油など、日本の食材が沢山アイディアとしてとりいれられています。
開発の過程で失敗したものも成功したものも全てカメラで記録として残すことが課せられています。
そのカメラはキャノンだったし。。。
フェランが来日したときに、革新的な料理の発送の基本は、3つあるといっていたそうです。
ひとつは、歴史に出てきた料理を一度見直そう。
ふたつめは、現在ある料理を、違う観点から見直そう。
三番目は過去にも今にもない、新しい料理を開発しよう。
これはまさに花の世界でもいわれる、「守・破・離」の教えと合致します。
私が習った花の師も世界的に巨匠と呼ばれるこの世界では唯一無二の存在ではありますが、いつもパーフェクトの仕事を求め、手伝うときは全く機械のように正確に作業することが求められます。その気の遠くなるような細やかな作業はいつもの仕事の世界とはかけ離れた非日常の世界であり、また非日常であるからそこに没頭していく作業が大変でありながらも何にも代えられない喜びでありました。まるでその師の姿を重ね合わせながら気持ちが寄り添いながら映画を見入りました。
「アイディアはその日の朝起きてふと浮かんでくるものではない、創造は日々の積み重ねだ」という
シェフ・フェランの言葉はやはりこの天才にしても、尋常ない努力の結果ゆえのうみだす作品なのだと胸に刻まれました。
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