トリカブトの名前は花の形が舞楽の被り物の鳥兜ににているからその名前がついたといわれていますが、私は実際にその由来の鳥兜を知りません。逆に花の形から平安時代ごろの烏帽子のような形のものなんだろうなぁ・・と想像します。
深い青色が鮮やかで、魅力的なお花です。
「箱根トリカブト」の名で売られていたこの花は通常の
ヤマトリカブトより背が半分ぐらいの低さで花もその分密集しています。

トリカブトはキンポウゲ科のお花です。
下の方から覗き込むような角度で花を撮影してみると、お馴染みのデルフィニウムのような顔立ちをしていますよね。
デルフィニウムもキンポウゲ科のお花です。だから深く切れ込みの入った葉の形もかなり酷似してます。
キンポウゲ科の植物は山菜でおひたしにして食べられるものもあるので、花がないと葉の形だけで判断してしまい、誤ってトリカブトを摘んでしまうと大変危険です。
キンポウゲ科の植物には毒性のあるものが結構多いです。
ただ毒といっても適正な利用で鎮痛作用や強心作用の有効利用ができるので、一概に悪者扱いはできません。
昔々その昔は植物の薬用や効用を利用して病気の治療をする医者の役割をする植物使いが魔女と呼ばれていました。
魔女というと直ぐ頭に浮かぶのが『マクベス』の最初にでてくる3人の魔女。物語の最初にオドロオドロしいものを次々と鍋でぐつぐつと煮ていましたね。
「fair is foul, foul is fair」(きれいは汚い、汚いはきれい・・」と呪文の様に、これから始まる恐ろしい物語を予告するかのような言葉を繰り返します。
壮大なこのストーリのことはさて置き、この「きれいは汚い、汚いはきれい。」っていろいろなことに置き換えて考えられるなぁ・・と思います。
物事には同じ事象を捉えるにしても、表側から見えることが、裏側からは全く相反する見え方がしてくるわけで。。。
トリカブトの毒のことからふと、人生についてまで、ふと感じ入ってしまいました。

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